SHITA-DASHI NINGYOU


舌出し人形は江戸から明治にかけて匠がその業を競い制作した、文字通り舌を出す仕掛けの抱き人形です。
しかし、仕掛けをほどこす細工に手間もかかることから、もともと制作された数が限られており、現存する江戸期のオリジナルは極めて少なく、また、業の伝承も絶え、現在舌出しを制作する作家や職人は皆無といって良いでしょう。

第6回展・2006
舌出し人形
今年は明治のオリジナルの目玉の大きさに併せて31cmと28cmの小さめの舌出しを作りました。
毎回舌のからくりの調整には苦労しますが、いつも笑っているかわいい顔の子に仕上がりました。
31cm子のお着物は雀の柄の江戸のちりめんを使って、28cmの子のお着物は、今は手に入れることが難しい、目の覚めるような柄の江戸のちりめんを使って。
表の江戸ちりはもちろんのこと、裏に使っている紅花や真っ赤な江戸のちりめんも手に入れることが出来なくなり、段々張子のお人形の着物が作れなくなりそうです。困ったー。

舌出し人形(31cm)

舌出し人形(28cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ


第5回展・2005
第3回展では大きな舌出し42cmと38cmの人形を母の明治の舌出し人形の「写し」として作りましたが、今回も明治のオリジナルの目玉の大きさに併せてほぼ同じサイズの42cm、38cmと25cmの小さい舌出しを作りました。
毎回舌のからくりには苦労しますが、ビックリするほど同じ顔の子に仕上がりました。
お着物は42cm子は貴重な黄緑の江戸の小袖を使って、38cm子は江戸の可愛い柄のちりめんを使って、25cmの子は江戸の水色の小袖を使って。いい着物を着ると可愛いです。 「孫にも衣装」といつも思ってしまいます。
舌出し人形(42cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ
舌出し人形(38cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ 

舌出し人形(23cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ 

第4回展・2004
第3回展では大きな舌出し42cmと38cmの人形を母の明治の舌出し人形の「写し」として作りましたが、今回はさらに小さい14cmの舌出しを作りました。
小さいので舌のからくりには苦労しましたが、やわらかい感じの子に仕上がりました。
豆舌出し人形(14cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ 


第3回展・2003
今回わたくしは、運良く蒐集できた貴重な江戸、明治期のオリジナルを丹念に調べ、その仕掛けを含め、「写し」として足掛け二年の時間を費やし2体を制作致しました。舌出しの制作だけに専念しても年間2〜3体が限度と思われるほど、手間のかかった江戸、明治期の匠の技を再現した作品です。 
舌出し人形1(42cm)
張子・桐・
桐塑・膠・胡粉仕上げ

舌出し人形2(38cm)
張子・桐・桐塑・膠・胡粉仕上げ 


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