一閑張三つ折れ人形の修理


【修理内容】
張子の一閑張三つ折れ人形の中でも、この人形は程度が低く、張子自体がとても薄いためボコボコとしていて、本来正座が出来る人形のはずなのに正座すら出来ません。
保管の状態も悪く、片足もとれてありませんでした。
江戸時代の出来のいい人形のように作り変えて欲しいと依頼され、張子の補強と、片足の作成、人形自体の形の修正をしました。

*張子の補強
*左足の作成
*張子の形の修正
*口紅差し

修理前

張子自体がとても薄いためボコボコとしています。
人形の保管の状態も悪く、片足もとれてありません。
写真の向かって右側のひざ下(左足)が、へこんでしまっているのがよくわかります。

修理中


張子の補強の様子

このように一度胡粉を剥がして和紙で補強して、和紙である程度の形の修正を行います。

もちろん強度も増しますし、新しい胡粉で作り直すので、保管さえしっかりすれば割れることはありません。

修理後

修正し終わった両足(太ももの部分)と、新しく作った左足。

和紙で補強をし、左足も作り、きちんと正座が出来るようになりました。

【感想】
人形の出来が悪かったため張子自体がボコボコで、整形を含めた張子の補強をするため、各パーツの胡粉を剥がし和紙で補強。
腰や太ももの形を作り変え、本来の正座が出来る一閑張三つ折れ人形に生まれ変わりました。


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