「昔ながらの膠と胡粉」に
こだわった病院です

長い年月を経て自然風化してしまったり、落としたりぶつけて壊してしまった人形(指が折れてしまった、鼻がかけてしまったなど)の修理を致します。これまで、型からおこしてお人形を作ってきた技術はもちろん、様々なお人形を実際に見てきた経験を生かして、そのお人形本来の風合い、イメージを損なわないように、細心の注意を払って仕上げますので、胡粉(肌)の状態などによっては、かなりお時間がかかることもりますが、もしお家にちょっぴり具合の悪そうなお人形がいらっしゃいましたらご連絡下さい。きっと元気にな・り・ま・す・よ!

人形の病院の概要
母が永年昔人形を収集している関係で、わたしも幼少の頃から人形に親しんできました。そんな人形達が年月による風化から、足が取れたり、髪が薄くなっていったりと、朽ち果てていく姿を見て何とかきれいにならないかと始めたのが「人形の病院」です。
最近は、アクリル絵の具や石塑粘土での粗末な修理が多く、可哀想な修理をされた人形達がたくさんいますが、本病院は「昔ながらの膠と胡粉」にこだわった 本当にお人形のためを考えた病院です。

日本人形の修理とは
日本人形の場合、原型(桐、桐塑、張子和紙)の上に胡粉を塗り重ね,置き上げして形を作り、磨き整えたあと上塗り胡粉を10〜50回塗り重ねて作られています。
ですから、「ひび割れ」の修理といっても、まずひびの原因を見極めなければなりません。
胡粉からくる割れの場合はひびの周りを削り取り新たに胡粉を置き上げますが、原型からの割れの場合は、原型が見えるまで,全ての胡粉を削り取り、原型を補強、修正してから胡粉を置き上げていきます。力と根気のいる作業です。
胡粉を置き上げたら、形を彫刻刀、やすりがけで整え磨き上げます。
次に上塗りですが、上塗りは何度も塗り重ねてはじめて色艶が出るものですから,修理部分だけ塗ることは不可能です。
例えば、腕の小さなひびの修理の場合でも、結果的に腕半分以上、上塗りをすることになります。また、色作りは40〜50回塗り重ねた完成後の色と、修理したとわからないようにオリジナルと同じ色を作るのは経験と技術が必要で、最も大変な作業といえます。
時間はかかりますが、丁寧に、見かけだけではない修理を心がけて、お客様からも喜ばれています。

診療科目
この人形病院には市松人形をはじめとして江戸時代のお人形から昭和のお人形まで来られます。

受付
ご予約のE-mail又はお電話をいただき、お人形を抱いてご来院ください。
診察の上、手術内容と、おおよその入院日数、見積もりを致します。よろしければ、すぐに入院する事が出来ます。

退院のご連絡
手術後の経過が良好で退院が決まりましたら、「退院通知」のご連絡を致しますので、お人形をお迎えにご来院ください。

人形の病院住所
〒154-0022
東京都世田谷区梅丘1-32-8-A301
人形の病院
院長 安達佳代子
TEL:03-3429-1216
FAX:03-5450-8353

詳しいお問い合わせはメールでどうぞ